ブラジャーの正しい洗い方は？手洗い・洗濯機・めんどくさい人向けブラをそれぞれ解説！

せっかく可愛いランジェリーを買っても、すぐにへたったり形が歪んでしまったりするのはもったいないですよね。

ブラジャーは繊細な下着なので、洗い方を間違えると本来の寿命いっぱいまで身につけることができなくなります。

この記事では、ブラジャーの正しい洗濯方法やめんどくさい人向けの洗い方について紹介します。

ブラジャーの正しい洗い方【基礎知識】

お気に入りのブラジャーを長持ちさせるには、なによりもまず正しいお手入れの方法を知ることが重要です。

身につける衣服というのは必ず洗ってきれいにする必要がありますが、正しい洗い方を知っておけばブラジャーの機能性や美しさをより長くキープできます。

そのためにまずは、洗濯の方法について基礎的な知識を見ていきましょう。

なるべくその日のうちに洗う

皮脂汚れや汗は生地の劣化を早めるため、ブラジャーは着用したその日に洗濯することをおすすめします。

冬場などは汗をかきにくいため、数回使ってから洗うという人もいますが汚れは気付かないうちに蓄積していきます。

生地が痛むだけでなく、変色や悪臭の原因にもなるのでお気に入りのランジェリーを長持ちさせたいならブラジャーの洗濯を毎日のルーティーンに取り入れてくださいね。

洗濯表示を確認する

ブラジャーを洗うときは、必ず洗濯絵表示を確認しましょう。

桶の中に手のイラストが描かれたマークがある場合は手洗いが推奨されています。

洗濯機マークが描かれているものは自動洗濯機で洗えますが、脱水を弱めにしたりネットに入れたりといった一手間をおすすめします。

推奨されている水温が記載されていることもあるので、表示をよくチェックして適した洗い方を把握しましょう。

できるだけ専用洗剤で洗う

ブラジャーには、レースやフリルなど繊細な生地素材が多く使われています。

そのため、通常の洗剤では刺激が強く生地を痛めてしまうかもしれません。

ブラジャーを洗うときは、デリケートな素材に使える洗濯洗剤や下着(ランジェリー)用洗剤を使用しましょう。

ちなみに柔軟剤は使用しても問題ありませんが、量が多すぎると生地の劣化につながるため適量を守ってください。

パッドは外して・ホックは留める

カップ内のパッドは取り外して別で洗います。

カップ内は水分や洗剤が残りやすいため、パッドを入れたまま洗うと、生乾きや雑菌の繁殖の原因になります。

また、ホックやストラップの金具などは全て留めた状態で洗ってください。

ホックが外れていると、洗っている最中に生地を引っ掛けて破損する恐れがあるので注意しましょう。

長持ちさせたいなら手洗いがおすすめ

ブラジャーの中には、洗濯機で洗えるタイプの商品もありますが長持ちさせたいならやっぱり手洗いがマストです。

洗濯機は水圧や回転によって下着そのものに負荷がかかりやすく、ワイヤーの歪みやカップの型崩れが起こります。

形が歪んだブラジャーを身につけていると、胸が正しく守られずバストラインが崩れる原因となるのです。

また、装飾が傷ついたりへたったりする場合もあるので、お気に入りのデザインを長く愛用したいなら手で優しく洗ってあげましょう。

ブラジャーの正しい洗い方【手洗い】

ブラジャーをもっとも長持ちさせる洗い方は手洗いです。

優しく手で洗うことで生地が傷みにくく、形も歪みにくくなるのです。

けれど、いくら手で洗うといっても乱暴にこすったり激しく絞ったりしては意味がありません。

どうすればブラジャーを正しく手洗いできるのか、必要なものや順序を学びましょう。

準備するもの

ブラジャーを手洗いする時には、以下のものを準備しましょう。

大きめの洗面器（水が貯められる所ならOK！） 下着用orおしゃれ着用洗剤（中性洗剤もOK！） 厚手の大きいタオル

洗面器がない場合、洗面所や浴槽に栓をしてお湯を貯める方法でも可能です。

下着専用洗剤を持っていない場合は、おしゃれ着用洗剤や中性洗剤を使用しましょう。

また、漂白剤は生地を痛めやすいため、入っていないタイプを選んでください。

タオルは水分を吸い取るのに使うので、できるだけ厚めで大きなタオルを準備してください。

ぬるま湯に洗剤をとかす

まず、洗濯表示に記載されている温度の水を洗面器に貯めて適量の洗剤を溶かしてください。

洗濯タグに水温表記が無い場合は、30〜40度のぬるま湯をおすすめします。

この温度は皮脂汚れが落ちやすい適温なので、効率的に洗濯することができます。

高温のお湯はブラジャーの生地を痛めたり色落ちさせたりするだけでなく、手をやけどしてしまう恐れもあるので注意してください。

裏返して液に浸す

洗剤をしっかり溶かしたらパッドを外し、ホックを留めた状態でブラジャーをぬるま湯に浸してください。

このとき、裏返しにして肌に触れる面からぬるま湯に浸すことで汚れが取れやすくなります。

全体をしっかりとぬるま湯に沈めて、濡れていないところがないようにしましょう。

ふり洗い・つかみ洗いで洗う

全体的な汚れは、水中でブラジャーを踊らせるように動かす「ふり洗い」で落としていきます。

気になる汚れがある場合は、掌で優しく握ったり離したりする「つかみ洗い」をしてください。

布同士をこすり合わせるような洗い方は生地を劣化させるのでおすすめしません。

ストラップやアンダー部分など、肌に密着する場所は指でなでるように優しく擦ると汚れが落ちやすくなります。

しっかりすすいでタオルで脱水する

すすぐときは洗面器のぬるま湯を捨て、新しいぬるま湯を溜めてください。

泡が出なくなるまで、揺らすようにすすいでしっかりと洗剤を落としていきましょう。

もし柔軟剤を使用したい場合は、このタイミングで使ってください。

すすぎが終わったら、型くずれしないように手で抑えながら優しく水分を絞ってタオルの上に置きましょう。

形を整え、タオルに水分を移すようなイメージで脱水します。

強く押し付けすぎるとカップが歪んでしまうので、できるだけ柔らかな力で行ってください。

ブラジャーの正しい洗い方【洗濯機】

ブラジャーの洗濯表示に洗濯機のマークがある場合は、洗濯機に入れて洗うこともできます。

このとき、洗濯モードは「手洗い」や「おしゃれ着」など水流が弱いものを選びましょう。

また、ブラジャー用の洗濯ネットに入れることで型くずれを最小限に抑えることができます。

手洗いのときと同様に、パットは取り外し、ホックはしっかり留めて洗ってください。

手洗いがおすすめされる理由

洗濯機で洗えるブラジャーでも、手洗いをしたほうがいいとされています。

ではなぜ、ブラジャーの洗濯に手洗いがおすすめされているのでしょうか。

ワイヤーが崩れやすい

洗濯機は水流が強いため、何度も洗っているとワイヤーやサイドボーンが歪んでしまいます。

本来、胸にフィットするように作られているこれらのパーツが歪むとバストラインを正しく維持できず、結果的にバストの型崩れが引き起こされやすくなります。

また、歪んだパーツが生地から飛び出してしまうことで肌を傷つける恐れもあります。

手洗いがおすすめされているのは、ブラジャーの機能性を正しく維持するためなのです。

レースが傷みやすい

ブラジャーの装飾に使われているレース生地はとても繊細な素材です。

洗濯機は水流や回転、他の洗濯物の摩擦で生地自体に負荷がかかりやすく、レースを傷めてしまうこともあります。

また、レース以外の装飾やリボンなども取れやすくなるため、お気に入りのデザインや特別な勝負下着はとくに手洗いがおすすめです。

生地全体が劣化しやすい

洗濯機は洗っている間だけでなく、脱水時にも生地に強い負荷がかかります。

これはブラジャーだけでなく他の衣類にもいえることですが、洗濯機による摩擦が続くと生地自体が劣化し、衣服のへたれや色落ちが早まってしまうのです。

お気に入りのブラジャーのデザインを見つけたら、できるだけ長く身につけて楽しみたいですよね。

愛着があるアイテムこそ、手洗いを続けて本来の寿命いっぱいまで着用しましょう。

洗濯ネットの選び方・入れ方

選び方

ブラジャー専用の洗濯ネットは立体型タイプが断然おすすめです。

ゆったりとしたサイズ感で色々なタイプのブラジャーを入れられる円すい形や、プラスチックなどの素材でボール型の固定パーツが内蔵された丸形、包み込むような形状のフットボール型などいろいろなタイプがあります。

それぞれメリット、デメリットがあるので自分の洗濯スタイルやランジェリーのタイプに合わせて使い分けましょう。

入れ方

洗濯ネットに入れるときも、ブラジャーのホックは必ず留めてください。

ネット内でもブラジャーは動くので、ホックが生地に引っかかるのを防止するためです。

また、ネット内に何枚も下着を入れると中で擦れあって劣化の原因となります。

パッケージに推奨枚数が記載されているため、必ずその枚数以下で利用してください。

手洗いorドライコースで洗う

洗濯機の通常コースは水流が強く、洗濯ネットに入れていてもブラジャーを傷つけてしまいます。

下着類を洗うときは弱水流で洗ってくれる「ソフト洗いコース」を使用しましょう。

メーカーによって「おしゃれ着コース」「手洗いコース」「下着コース」などの名称があるので、取扱説明書をよく確認してくださいね。

脱水は短時間で済ませる

脱水の時間はなるべく少なめにしてください。

脱水は洗濯槽を回転させ遠心力で水分を吹き飛ばすという仕組みなので、長く脱水をかけるとそれだけブラジャーに負荷がかかり傷みの原因になります。

すすぎが終わったら一度洗濯機を止めて脱水の時間を短くしたり、あらかじめ設定を変えておいたりといった工夫をしてみましょう。

ブラジャーの脱水時間は1分程度で十分ですよ。

手洗いがめんどくさい人向けブラ3選

手洗いはブラジャーを長持ちさせる洗い方ですが、忙しい毎日を送っている女性の中には「毎日手洗いなんてできない」という人もいるでしょう。

そんなときは、洗濯機で洗っても型崩れしづらいノンワイヤーブラジャーなどを使用する方法がおすすめです。

これらのアイテムなら、洗濯ネットに入れて他の衣服と洗うだけで手軽にケアできます。

洗濯機で洗えてバストメイクにも役立つおすすめ商品を3つピックアップしたので、ぜひ購入時の参考にしてくださいね。

Wing/Wacoal / キープシルエットブラ

こちらのブラジャーはノンワイヤータイプなので、洗濯機に入れても変形や飛び出しなどの劣化が起こりにくいアイテムです。

また、カップにはスペーサーファブリックが使用されているので、シワや型崩れが起きにくいという特徴もあります。

ノンワイヤーながらホールド力は十分で、楽な着心地と美しいバストシルエットを両立できるでしょう。

くるくると丸めてしまえるカップなので旅行の時の持ち運びにも便利ですよ。

PEACH JOHN / ミラクルブラシリーズ

こちらの商品はワイヤーが入っているのに洗濯機で洗えるという便利さが話題の商品です。

ミラクルブラシリーズに使われているワイヤーは、とても柔らかな樹脂でできています。

「グミワイヤー」という名前の通り、手で曲げても変形せず元の形を維持してくれるのです。

そのため、洗濯機の水流や回転でワイヤーが変形することも少なく手軽にお手入れ可能。

さらに、他の衣服に引っかかりにくい特殊なホックが採用されているので「とにかくブラジャーを手軽に洗いたい」という人にぴったりですね。

Tuche / Future Braシリーズ

こちらのアイテムはやわらかさを作る層と美しさを作る層、2つの目的を持つカップを重ねた多層構造が特徴的。

立体カップがストレスフリーなつけ心地を実現し、ノンワイヤーでも美しいバストをメイクできます。

装飾がないシンプルなデザインなので、洗濯機の水流で飾りが取れてしまうといった心配もありません。

毎日洗うから洗濯しやすいものを探しているという人にぴったりですね。

ブラジャーは正しい洗い方で寿命が伸びる！干し方もあわせて知っておこう

ブラジャーは形やデザインがとても繊細で、正しく扱わないと元からある機能性や美しさがすぐに損なわれてしまいます。

お気に入りのランジェリーを長く愛用するためには、正しい洗い方を学んで日々のお手入れに取り入れることが重要なのです。

この記事では、ブラジャーを劣化させない洗い方について紹介しました。

洗い方を変えるだけでも十分効果はありますが、干し方を意識すれば更に下着の寿命を長持ちさせられます。

以下の記事で正しい干し方についても紹介しているので、ぜひあわせて参考にしてください。